日本で警察や救急に連絡する正しい方法【番号一覧つき】
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日本で警察や救急に連絡する正しい方法【番号一覧つき】

日本で警察に連絡するときは110番、救急車・消防は119番、海上の事件・事故は118番に電話します。いずれも24時間365日つながり、通話料は無料です。事件・事故・火事・急病のどれに該当するかで番号が変わります。このガイドでは110番・119番・118番の正しいかけ方と手順・外国語での対応方法・声で話せない場合の通報手段・交番の使い方・緊急ではない相談専用番号まで、日本で警察や救急に連絡するために必要な知識をすべてまとめています。

日本の緊急連絡先 完全一覧

まず日本で使える緊急連絡先と相談窓口をすべて一覧で確認してください。緊急性のない相談を110番・119番にかけると、本当に必要な人への対応が遅れます。状況に合った番号を選ぶことが重要です。

番号機関・窓口対応内容対応時間通話料
110番警察事件・事故・不審者・交通事故・迷子など24時間・365日無料
119番消防・救急救急搬送・火事・危険物漏洩24時間・365日無料
118番海上保安庁海上・沿岸での事件・事故・水難・不審船・海洋汚染24時間・365日無料
#9110警察相談専用電話緊急でない警察への相談(近隣トラブル・ストーカー・悪質商法など)原則平日昼間(都道府県によって異なる)有料(通話料)
#7119救急安心センター「救急車を呼ぶか迷う」ときの医療相談・病院案内24時間・365日(一部エリア限定)通話料のみ
#8000小児救急電話相談15歳未満の子どもの急病相談都道府県により異なる(夜間中心)通話料のみ
#189児童相談所虐待対応ダイヤル子どもへの虐待の通告・相談(いちはやく)24時間・365日無料
#8008DV相談ナビ配偶者・パートナーからの暴力(DV)の相談窓口案内24時間・365日通話料のみ
#188消費者ホットライン詐欺・悪質商法・契約トラブルの相談原則8:00〜20:00有料(通話料)
0120-783-556いのちの電話自殺防止・生きることへの相談16:00〜21:00(毎日)・毎月10日は8:00〜翌8:00無料

110番と119番の使い分け(どちらに電話すべきか)

最もよく迷うのが「110番か119番か」の判断です。以下の基準で選んでください。

状況電話すべき番号理由
交通事故(ケガあり)119番→110番の順ケガ人の救助を優先。その後に警察へ連絡。または両方に電話する
交通事故(ケガなし・物損のみ)110番ケガ人がいないため救急不要。警察に事故処理を依頼
泥棒・強盗・暴力被害110番犯罪への対応は警察の管轄
不審者・ストーカー被害110番(緊急でなければ#9110)今すぐ危険な場合は110番。相談だけなら#9110
急病・けが(病院が必要)119番救急搬送は消防の管轄
火事・建物の火災119番消防は119番。警察ではない
海・川での水難事故海上・港湾なら118番、河川なら119番または110番海上保安庁は海上・沿岸を管轄。河川は消防・警察が対応
ガス漏れ・危険物漏洩119番危険物の対応は消防の管轄
地震・災害時の救助要請119番(電話がつながらない場合は171番・災害用伝言ダイヤル)災害時の救助は消防が対応。電話が混雑する場合に備えて171番も覚えておく
迷子・行方不明110番捜索は警察の管轄。子どもの行方不明は即時110番を推奨

110番(警察)の正しいかけ方と手順

110番は日本全国の警察につながる緊急通報番号で、24時間365日無料で利用できます。携帯電話・スマートフォン・公衆電話・固定電話すべてからかけられます。

110番をかけるべき場面

  • 事件・事故(交通事故・暴力・強盗・窃盗)を目撃した・被害を受けた
  • 不審者・不審車両を見かけた
  • 危険な状況で助けが必要
  • 迷子・行方不明者を見つけた・捜索を依頼したい
  • 交通事故を起こした・巻き込まれた(ケガがある場合は119番を先に)
  • 死亡事故・変死を発見した

110番のかけ方(ステップ)

  1. 110番に電話する

    携帯電話から「1・1・0」を押して発信します。通話料は無料です。電話がつながると警察のオペレーターが応答します
  2. 事件ですか?事故ですか?」と聞かれる

    「事件です」または「事故です」と答えます。状況に応じて「事件です、強盗に遭いました」のように具体的に伝えてもよいです
  3. 場所(住所)を伝える
    「今いる場所はどこですか?」と聞かれます。住所・建物名・近くの目印(コンビニ・駅名・交差点の名前)を伝えます。スマートフォンを使っている場合、GPSの位置情報が自動的に警察に通知される仕組み(緊急通報位置情報)があります
  4. 状況の詳細を伝える

    いつ・どこで・何が起きたか・けが人がいるか・犯人の特徴(いる場合)を伝えます。落ち着いて、一つずつ答えてください
  5. 電話を切らずに指示に従う

    オペレーターから「電話を切らないでください」と言われることがあります。安全な状況なら電話をつないだまま待機します

110番で伝える5つの情報

伝える内容具体例
何が起きたか「交通事故です」「強盗に遭いました」「不審者がいます」
場所(住所)「東京都渋谷区○○1丁目2番3号 ○○ビル前です」
けが人の有無「ケガ人が1名います」「ケガはありません」
犯人・加害者の特徴(いる場合)「20代男性・黒いジャケット・北の方向に逃げました」
自分の名前・電話番号「山田太郎、電話番号は090-XXXX-XXXXです」

119番(救急・消防)の正しいかけ方と手順

119番は救急車の要請と火事の通報が共通の番号で、24時間365日無料でつながります。「救急です」か「火事です」と最初に伝えることで対応が切り替わります。

119番をかけるべき場面

  • 意識がない・呼吸が止まっている・心肺停止の疑い
  • 激しい胸痛・呼吸困難・大量出血
  • 突然の意識障害・けいれん・顔のゆがみ(脳卒中の疑い)
  • 交通事故でケガ人がいる
  • 火事・建物の火災・ガス漏れ
  • 危険物・有毒ガスの漏洩
  • 溺れた人の救助(河川・プールなど)

119番のかけ方(ステップ)

  1. 119番に電話する
    「1・1・9」を押して発信します。通話料は無料です
  2. 「火事ですか?救急ですか?」と聞かれる
    「救急です」または「火事です」と答えます
  3. 場所(住所)を伝える
    正確な住所・建物名・近くの目印を伝えます。スマートフォンのGPS位置情報が自動通知されますが、口頭でも伝えると確実です
  4. 患者・状況の詳細を伝える
    【救急の場合】年齢・性別・症状・意識の有無・呼吸の有無を伝えます
    【火事の場合】何が燃えているか・逃げ遅れた人がいるかを伝えます
  5. 救急車が到着するまでの指示に従う
    オペレーターから「心肺蘇生(CPR)を開始してください」「AEDを使ってください」などの指示が出ることがあります。電話を切らずに指示通りに行動してください

119番で伝える情報(救急の場合)

伝える内容具体例
「救急です」最初に必ず言う
場所「東京都新宿区○○2丁目3番 ○○マンション101号室です」
患者の状態「60歳の男性が意識を失っています。呼吸はしています」
症状・経緯「突然倒れました」「胸を押さえて苦しそうです」
持病・服用中の薬(わかれば)「心臓病の持病があります」「糖尿病の薬を飲んでいます」
自分の名前・電話番号「田中花子、090-XXXX-XXXXです」

救急車が来たら、持参できる場合はお薬手帳・保険証・服用中の薬を救急隊員に渡してください。これにより搬送先の病院での治療がスムーズになります。なお、救急搬送(搬送自体)は無料です。搬送先の病院での診療費は別途かかります。

「救急車を呼ぶべきか迷う」場合は、119番ではなく#7119(救急安心センター)に電話して医師・看護師に相談してください。急病になったときの病院の探し方と受診手順については日本で急病になったときの病院の探し方と受診手順で詳しくまとめています。

118番(海上保安庁)の正しいかけ方

118番は海上・沿岸部での事件・事故に使う緊急通報番号で、海上保安庁につながります。海で人が流された・船が転覆しそう・不審船を目撃した・海に油が広がっているといった場合に使用します。

  • 対応内容:海難事故・水難救助・不審船の通報・海洋汚染・密輸・密入国の通報
  • 河川での水難事故:119番または110番に電話してください(118番は海上・沿岸の管轄)
  • スマートフォンからかける場合:GPSをオンにして、場所を口頭でも伝えると救助が迅速になります
  • 通話料:無料
  • 通報件数:年間約40万件(うち緊急性の低いかけ間違いが多数含まれているため、本当に必要なときだけ使用してください)

#9110(警察相談専用電話)の使い方

#9110は事件・事故ではないが警察に相談したい場合に使う専用電話で、110番の緊急回線とは別の番号です。110番を緊急通報のために開けておくために、緊急でない相談には積極的に#9110を利用してください。

  • 対応内容:ストーカー・DV・近隣トラブル・悪質商法・遺失物・手続きの問い合わせ
  • 対応時間:原則平日昼間(都道府県の警察本部によって異なります)
  • 通話料:有料(通話料が発生します)
  • つながらない場合:最寄りの警察署に直接電話するか、翌平日に再度かけてください

日本語が話せない外国人が緊急連絡する方法

日本語が話せなくても110番・119番・118番はかけられます。電話をつなげば、多言語対応の通訳サービスを通じて日本語以外でも緊急通報ができます。

110番・119番の多言語対応

  • 電話通訳センター経由の三者間通訳:多くの消防本部・警察で英語・中国語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語など多言語の通訳サービスを提供しています。「English please(英語でお願いします)」または「Do you speak English?」と伝えると通訳を手配してもらえます
  • つながった時点でGPS位置情報が自動通知:言葉が伝わらなくても、スマートフォンのGPSがオンであれば現在地が通報先に通知されます
  • 住所がわからない場合:近くのコンビニ・ランドマーク・建物の名前を英語で伝えても対応してもらえます

外国人向けの多言語警察相談窓口

  • WELCOME Aloha call(警察庁多言語相談窓口):外国人が警察への相談を多言語で行えるサービスです。緊急ではない相談に対応します
  • AMDA国際医療情報センター:医療に関する多言語相談窓口(電話番号は地域により異なります)
  • 各都道府県の外国人相談窓口:在住外国人向けに各都道府県が設置している生活相談窓口で、警察への連絡方法も案内しています

緊急時に使える英語・日本語フレーズ

場面英語日本語(音読み)
警察を呼ぶ(110番)Please send the police! / I need the police!警察を呼んでください!(けいさつをよんでください)
救急車を呼ぶ(119番)Please call an ambulance! / Someone collapsed!救急車を呼んでください!(きゅうきゅうしゃをよんでください)
火事を伝える(119番)There’s a fire! / The building is on fire!火事です!(かじです)
場所を伝えるI’m at [building name / street name].ここは〇〇です。(ここは〇〇です)
助けを求めるHelp me! / Someone help!助けてください!(たすけてください)
英語通訳を頼むDo you speak English? / English please.英語で話せる人はいますか?(えいごではなせるひとはいますか)
けが人がいることを伝えるSomeone is injured! / There’s an injured person!けが人がいます!(けがにんがいます)
意識がないことを伝えるHe/She is unconscious! / Not breathing!意識がありません!(いしきがありません)

声で話せない人・聴覚障害者が緊急通報する方法

声が出ない状況・聴覚障害・言語障害のある方が緊急通報する方法が複数用意されています。NET119は事前登録が必要なため、健康なうちに登録しておくことを強く推奨します。

続きを読む  日本で急病になったときの病院の探し方と受診手順

NET119緊急通報システム

NET119はスマートフォンのインターネットを通じて消防・救急に通報できるシステムで、聴覚・言語障害者向けに全国で整備されています。事前に居住地の消防署に利用登録が必要です。通報するとチャット形式でオペレーターと文字でやり取りでき、GPSで現在地が自動送信されます。

110番アプリ(警察庁)

警察庁が提供する「110番アプリ」を使うと、テキストと画像・動画で警察に通報できます。声が出ない状況や、犯人に気づかれずに通報したい場合に特に有効です。スマートフォンのGPS位置情報も自動送信されます。

FAXでの緊急通報

一部の警察署・消防署ではFAXによる緊急通報にも対応しています。事前に最寄りの警察署・消防署のFAX番号を確認して控えておいてください。

交番(派出所)の正しい利用方法

交番(派出所)は日本全国に約6,000か所設置されている小規模な警察の拠点です。緊急ではないが警察に相談したい・道に迷った・遺失物の届け出をしたいというときに気軽に立ち寄れます。

交番でできること

  • 遺失物・落とし物の届け出:財布・携帯電話・パスポートなどを失くした場合に届け出できます
  • 拾得物の届け出:落とし物を拾った場合は最寄りの交番か警察署へ届け出義務があります
  • 道案内:日本の交番では道に迷った旅行者への案内も対応しています
  • 身辺の危険を相談する:ストーカー・つきまとい・身の危険を感じる場合に相談できます
  • 簡単な事情聴取・被害届の受理:軽微な被害の申告を受け付けます(詳細は警察署で行う場合あり)

交番がない・閉まっている場合

交番には24時間勤務の交番と、一時的に留守になる交番があります。交番が閉まっている場合や誰もいない場合は、交番の外に設置されている緊急電話(直通電話)を使って警察に連絡できます。または最寄りの警察署に直接電話してください。

緊急ではない相談窓口(状況別一覧)

事件・事故以外のトラブルや相談には専用の窓口があります。緊急番号(110番・119番)に緊急でない内容の電話をかけることは、本当に必要な人への対応を遅らせる原因になります。状況に合う相談先を利用してください。

状況・悩み相談窓口・番号対応時間
ストーカー・近隣トラブル・悪質商法警察相談専用電話 #9110原則平日昼間
子どもへの虐待(通告)児童相談所虐待対応ダイヤル #189(いちはやく)24時間・365日・無料
配偶者・パートナーからの暴力(DV)DV相談ナビ #800824時間・365日
自殺・死にたい気持ち・生きることへの相談いのちの電話 0120-783-55616:00〜21:00毎日(毎月10日は8:00〜翌8:00)
詐欺・悪質商法・契約トラブル消費者ホットライン #188(いやや)原則8:00〜20:00
救急車を呼ぶか迷う・病院を探したい救急安心センター #711924時間・365日(一部エリア限定)
子どもの急病相談小児救急電話相談 #8000都道府県により異なる(夜間中心)
女性への暴力・人権侵害の相談女性の人権ホットライン 0570-070-810月〜金 8:30〜17:15
海上での事件・事故・不審船海上保安庁 118番24時間・365日・無料

緊急時のために事前に準備しておくこと

緊急事態は予告なく起こります。以下の事前準備をしておくと、いざというときに焦らず対応できます。

  • 緊急番号をスマートフォンの連絡先に登録する:110番・119番・118番・#9110をあらかじめ登録しておくと、パニックになったときでもすぐに発信できます
  • 現在地の住所を常に確認できる状態にしておく:スマートフォンのGPSを常にオンにしておくと緊急通報時に位置情報が自動送信されます。住所がわかりにくい場所にいるときはGoogleマップで現在地住所を確認しておく習慣をつけてください
  • 「110番アプリ」を事前にインストールする:声が出ない状況でも警察に通報できる警察庁公式アプリを健康なうちにダウンロードしておきます
  • 聴覚障害者・言語障害者はNET119に事前登録する:NET119は登録なしでは使えないため、居住地の消防署に事前登録が必要です
  • 近くの交番・警察署の場所を把握しておく:Googleマップで「交番」「警察署」と検索すると最寄りの場所が表示されます
  • 旅行者は旅行保険の緊急連絡先を控えておく:保険会社のデスクが警察・病院への連絡をサポートしてくれる場合があります

よくある質問(FAQ)

事故のとき110番と119番どちらに電話しますか?

ケガ人がいれば119番を先に、その後110番に連絡します。物損のみの事故は110番だけで大丈夫です。どちらかに電話するともう一方への連絡を手配してもらえる場合があります。

日本語が話せなくても110番・119番はかけられますか?

かけられます。「English please」と伝えると多言語通訳を手配してもらえます。スマートフォンのGPSがオンであれば現在地も自動送信されます。

緊急でない相談を110番にかけてもよいですか?

緊急でない相談は#9110(警察相談専用電話)を使ってください。110番を緊急でない電話で占有すると本当に必要な人への対応が遅れます。

交番はどんなときに使えますか?

遺失物の届け出・道案内・身の危険の相談など緊急でない警察への相談に使えます。緊急の事件・事故は先に110番に電話するほうが早く対応してもらえます。

救急車を呼ぶか迷うときはどうすればいいですか?

#7119(救急安心センター)に電話すると医師・看護師が24時間判断してくれます。子どもの急病は#8000(小児救急電話相談)に電話してください。

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